ドローン初心者必見!ドローンの選び方、練習方法について
様々な分野で活躍するドローン。動画サイトやテレビ番組などでドローンを使って撮影された映像を見る機会も増えてきました。実際に公園などで空を飛んでいる姿を見ると、「私もドローンを飛ばしてみたい!」って思いますよね?
でも、いざ始めようとしても「どんなドローンを買えばいいのか、選び方が分からない」、「そもそも、初心者でも安全に飛ばせるのだろうか?」など分からないことが多くて、最初の一歩が踏み出せないという方も多いと思います。
今回は、そんなドローン初心者のために、ドローンの選び方と練習方法について紹介していきます。当校教官のオススメ機種も紹介しています。これからドローンを始めたいという方はぜひチェックしてみて下さい!!
ドローンは初心者でも独学で飛ばせる?
極論としては独学は可能です。ただ、飛行可能なエリアや飛行方法については、法律などによる制限があります。また、飛行禁止空域での飛行・禁止されている飛行方法については許可申請手続きをしなければいけません。申請には条件があり、法令や飛行ガイドラインの熟知、10時間の飛行経験などが必要です。場所によっては市町村や管理者などによる許可も必要です。これらに関する知識や経験を1人で得るには、膨大な時間と費用がかかります。
さらに、操作についても趣味や仕事で使いこなせるレベルになるまでにはかなり時間がかかります。可処分時間と予算を考えて判断されるといいと思います。
初心者のドローン練習法
初心者が練習するためには以下の3つの方法があります。1.トイドローンを買って練習する、2.シミュレーターで練習する、3.スクールに通うです。それぞれについて、解説していきましょう。
1.トイドローンを使った練習について
トイドローンとは文字通りおもちゃのドローンのことです。ラジコンショップやおもちゃ屋さん、ネット通販などで購入可能。値段はピンキリですが、1万円以下のものが一般的です。ただし、バッテリー装着時の総重量が200gを超える場合、いかにトイドローンと言えども航空法の適用を受けてしまいます。購入される際は、必ずチェックして下さい。屋外で練習される場合、規制の対象になるので、まずご自宅で練習するようにしてください。
また、200g以下の模型航空機についても法律の対象になるエリアもあります。これについても注意が必要です。
2.シミュレータを使った練習について
シミュレーターを使って練習する方法もあります。バッテリーの残量を気にせずに何時間もチャレンジでき、万が一墜落させても機体は壊れません。様々な機体、コースを試すことができるのも魅力です。シミュレーターは、操縦器付きで4万円程度が一般的。ご自身で購入されなくても、施設やスクールなどで利用することもできます。ただ、いくらシミュレーターで練習を積んでも実際の飛行とはやはり違うので最終的には実機での練習・訓練は必要です。
※当スクールではシミュレーターの設備はありません。
3.スクールでの練習について
最後に、スクールで練習することが考えられます。費用はかかりますが、その分効率よく学ぶことができます。ゼロから丁寧に教えてもらえること、疑問点があればすぐ質問できることも初心者には心強いですね。費用に関しても、ドローン購入、飛行場所の手配にかかる手間を考えると決して高くはありません。
メリット・デメリットについては次のところで詳しく説明します。
ドローンスクールに入るメリット・デメリット
ドローンスクールに入るメリット
スクールに入るメリットは、ドローンの操作などの技術や法令などの基礎知識を体系的・網羅的に学ぶことができるところです。また、許可申請の一部が省略可能になることもメリットの一つです。
特に法令などは頻繁に改正されるため、常にキャッチアップしていくことが必要です。スクールに入った場合、最新の情報を漏れなく、効率的に手に入れることができます。在学中はもちろん、卒業後もサポートを受けられるので初心者も安心ですね。
ドローンスクールに入るデメリット
スクールに入るデメリットは、費用がかかることです。費用はスクールによってさまざまですが、数十万円するのが一般的です。また、スクールに通うための時間を確保しにくいこともデメリットの一つです。
ただ、独学で基本操作や関連知識を漏れなく学ぶためには膨大な時間と労力がかかります。スクールに通うことでこれらの時間をショートカットした方が結果的に安上がりなのでは、と思います。
迷っている方にピッタリ! ライトなコースも
費用の面などでスクールへの入校を迷われている方は、説明会や無料の体験イベントなどに参加してみてください。スクールによっては、超初心者向けに1日間で最低限の知識と技術を学ぶことができるライトな講座を用意しているところもあります。安い費用・短い時間で、無料イベントよりもしっかりと学べます。
当校にもドローン超入門コースと、ドローン基礎1日コースがあります。前者はその名の通り超入門で、少し詳しい内容を知ることのできる体験コースです。後者はフライト基本技術コース(4日間)の一部を受講するコースです。内容もフライト基本技術コースの内容を盛り込んでいますので、入門コースよりさらに詳しい内容を一部が学べます。後者を受講した方がフライト基本技術コースにステップアップする場合、基礎1日コースで学んだ項目が免除され、費用も差し引かれます。
とにかく、体験してみたい方には、ドローン超入門コースがオススメ!より実践的な内容を学びたい方は、ドローン基礎1日コースをお選び下さい。
ドローンの機体の選び方のポイントは?
初心者がドローンを選ぶ際に気をつけたいポイントは以下の4つです。
具体的には、1.技適マーク、2.機体の制御機能、3.カメラ機能、4.障害物検知機能です。順番に説明していきます。
1.技適マークについて
技適マークとは「技術基準適合証明等のマーク」のことを言います。ドローンは無線を使って飛ばすため、周波数によっては免許が必要です。そのため、免許が不要な周波数を使っているかどうかを確認する必要があります。特定の周波数帯で技適マークが付いているものであれば免許が不要です。みなさんも、ドローンを買われる際は必ず技適マークが付いているか確認して下さい。
ちなみに、技適マークが付いていないものを免許なしに飛ばした場合、電波法違反になります。
2.機体の制御機能について
機体の制御機能とは、GPS(衛星を使った位置制御システム)等により捕捉した緯度・経度・高度を自動で認識し、機体を安定させる機能のことをいいます。初心者が機体を安定させるのは難しいので、この機能があるとありがたいですね。なお、GPSが無くても機体を制御できるシステムを搭載した機種もあります。
格安のトイドローンには機体の制御機能が付いていない場合が多いです。初心者で買ってすぐに飛ばしたいという方は、この機能がある機種を選んで下さい。
3.カメラ機能について
ドローンを楽しむ上でカメラ機能は必須です。カメラ機能があることを前提に、撮りたい映像に合わせてカメラの性能をチェックするといいでしょう。フルHD(1920×1080p)以上の画質があれば動画サイトへの投稿など様々な場面で活躍できると思います。
4.障害物検知機能について
初心者のうちは操作ミスなどで機体をぶつけてしまう可能性が高いです。障害物検知機能があれば、機械が自動的に障害物をみつけて避けてくれます。高性能なものほど多方向に向けてセンサーが付けられている傾向にあります。機体を壊してしまうと元も子もありません。ここはこだわってもいいところだと思います。
ドローンの相場は?
1万円以下のトイドローンから、100万円以上の産業用ドローンまでドローンの価格はさまざまです。基本的には、使用目的に応じて選んでもらうことになります。用途別の相場をお伝えしますので参考になさってください。
まず、おもちゃ感覚で楽しめるトイドローンです。機種によっては、2000円から3000円のものもあります。ただし、カメラ付きのものになると、1万円から5万円の出費は必要です。
次に、高画質の動画を撮りたい方向けに4K撮影が可能なものがあります。このような機種の相場は10万円から30万円です。また、水中撮影が可能なモデルの場合、8万円から16万円が相場です。
初心者向けのおすすめドローン機種はこちら!
1.RYZETECH / Tello
スマホさえあれば、簡単に飛ばせるドローンです。機体の制御機能や障害物検知機能はついていませんが、初心者でも使いやすいような仕様になっています。値段は正規品で約13,000円から。リーズナブルなので、ドローンとはどんなものなのか体験してみたい人にオススメです。
2.DJI Air 2S
カメラ性能が良く、動画撮影に向いている機種です。最大5.4Kまで撮影可能で、10億色を再現可能。まるで、その場所にいるような映像を撮ることができます。夜景など光が少ない場所にも対応しています。価格は約12万円からです。初心者には高いと思われるかもしれませんが、撮影した映像を見てもらえば、買って良かったと思っていただけるはずです。
3.DJI/MINI2
スマホ並の軽量ボディ(199g)に機体の制御機能と4Kの高画質カメラを搭載しています。カメラがぶれないためのジンバルも有しています。さらに、下方への障害物検知機能もあり、着陸時も安心です。価格は約5万円と少し高いですが、機能を考えると割安だと言えるでしょう。
4.PARROT「ANAFI」PF728005
4KHDRカメラを搭載しています。高画質な映像を撮影できるほか、独自の180°ジンバルと最大2.8倍のロスレスズームによってブレのない鮮明な空撮が可能です。高画質な空撮にこだわりたい方におすすめのモデルです。人工知能を使った自動飛行モードがあり自撮りも可能です。価格は9万円前後です。
※ただし、2022年の法改正により、100g以上が無線航空機になりますので、使用には注意が必要です。飛行方法によっては、許可申請が必要になります。
ドローンの練習場所について
前提としてその場所が飛行可能エリアかどうかの確認が必要です。飛行禁止エリアの場合は、手続きが必要になります。また、外に出ることのない屋内での飛行は航空法には抵触しません。
どれだけ高機能のドローンであっても油断は禁物です。墜落や事故など起こすと罰則や処罰の対象になります。理不尽な理由から墜落してしまう事もあり得ますが、それもすべて操縦者の責任になりますのでご注意ください。
練習については見晴らしがよく、障害物がない場所で練習を行うようにしてドローンを地面から離陸させて目標の高さをキープするホバリング、前後移動、左右移動などの基本動作を反復して行うことが肝心です。退屈かもしれませんが、その先に楽しみがあると思って頑張ってみて下さい!
なお、JUAVAC ドローンエキスパート アカデミー大阪枚方校ではドローン練習場所の貸し出しを行っています。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。疑問点解消できましたでしょうか?この記事を読まれて分からないこと、より深く知りたいことがございましたら、JUAVAC ドローンエキスパート アカデミー大阪枚方校までご連絡下さい。
当校では、定期的に体験会などのイベントも行っています。イベントを開催する際にはホームページでお知らせします。スクールへの入校をご検討中の方はもちろん、そうでない方もお気軽にご参加下さい!!
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