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広がるドローンの活用事例。自治体や海外など様々な事例をご紹介

今やドローンは、もはや私たちの生活・社会の中で幅広く活用されている一種のインフラといっても過言ではないかもしれません。ドローンの黎明期に多くみられた空撮としての活用方法の域を大きく越えて、今では農林水産業界や建築業界、土木業界、物流業界、警備・防犯業界、エンターテイメント業界、点検・計測・測量分野などに至るまで、その活用・応用は多岐にわたっています。

「これからドローンを始めたい!」と考えている人や「もっとドローンの可能性を知りたい!」「活用の幅を広げたい!」という人に向けて、ドローンによる業界別の活用事例や海外事例、またはこれからの未来に期待できる新しい活用方法などについて分かりやすくご紹介します!

目次

ドローンによる業界別活用事例

ドローンといえば、一部の人たちにとっては「趣味による空撮」といったイメージが今でも強いかもしれません。しかし現在は、個人の趣味の範囲を大きく越えて多くの企業や自治体などでも広く活用されるようになっています。

自治体での活用事例

自治体は、一見するとドローンの活用とは縁遠いような印象を受けますが、近年では多くの自治体でインフラ機能としてや災害時の情報収集・救助などで活用されています。以下では、各都道府県で活用されている事例の一部についてご紹介します。

東京都

東京都では、主に農林業分野や観光分野でドローンが活用されています。農林業分野では、農業振興会などの団体と連携して野生鳥獣の生息状況や農作物被害などの調査が行われています。また、観光分野では空撮した映像で市を紹介するコンテンツなどの制作も行われています。

千葉県

千葉県では、県内の国家戦略特区にてドローンを活用した宅配サービスの実現に向けた実証実験が進められています。今後の目標としては、2030年までにドローンによる宅配サービスの実現を目指しています。他にも、点検分野ではドローンを活用した橋梁点検の実証実験なども行われています。

静岡県

静岡県では、全国で初めて消防隊にドローンが導入されています。2019年には第一期生として8名が飛行訓練を受け、二期生では4名の女性隊員を含む8名がチームに加わっています。全隊員がドローンパイロットの資格を有しているのが特徴で、実践面ではドローンが市内の4つの方面隊に1機ずつ配備されています。

福島県

福島県では、2011年に起きた東日本大震災をきっかけに、災害対応と新しい産業を生み出すという目的から災害対応ロボットの実証実験拠点の整備が進められています。

また、ドローンの技術の向上を目的として、物流やインフラ点検、災害対応などで活用できるドローンの開発に取り組む企業や大学、研究機関などを対象に、県内の橋梁やダム、河川、山野などを実証試験の場所として提供する取り組みも行っています。

長野県

長野県では、国内初となる自治体によるドローン配送サービスが運用されています。長野県の一部の市では周囲が山々で囲まれており、慢性的な問題として中山間地域に集落が広い範囲に点在し、高齢者が多く移動手段も少ないことから買い物に行くことが難しい状況です。そんな中、ドローンを活用することで物資を運ぶことに成功しており、社会インフラの一部としての役割を果たしています。

佐賀県

佐賀県では、漁業の分野で空からの映像を活用する動きが出ています。民間のIT企業と協力することで、固定翼ドローンやIoTを活用してノリ養殖場を監視するシステムの実証実験を進めています。ドローンを用いて海面を撮影して海苔の生育に悪影響を与える赤潮の発生を早期に検知することで、品質の向上や漁師の作業負荷軽減に役立てる狙いです。

岡山県

岡山県では、林業に情報通信技術を活用する目的でドローンが導入されています。森林組合と市役所をインターネット環境で繋いで森林資源情報を共有し、ドローンで森林を上空から撮影することで資源を監視する役割を果たしています。また、県では林業等の一次産業での人手不足が指摘されていることから、こうした課題をドローンで解決することも期待されています。

農業分野での活用事例

農業分野は、ドローン技術による恩恵を大きく受けている分野のひとつです。農林水産省の発表によると、農業従事者数は毎年10万人ほどのペースで減少しています。また、全農業従事者の7割近くが65歳以上で占められているとのことです。

このような状況下で大きく貢献しているのが、ドローンです。ドローンをはじめとした先端技術の導入により、農作業での負担を減らすことが期待されています。農薬の散布への活用は、その例のひとつです。

建設業界での活用事例

建設業界では、ドローンが整備や点検、測量、施工管理などの分野で活用されています。これまでは足場を組み立てた上で作業者がそこに登り、目視で高所の点検を行っていました。こうした作業には危険が伴い、大きな事故もしばしば発生していました。また、足場の建設費・人件費や作業工数なども負担となっていました。ドローンが活用されるようになって以降は、費用や工数、そして危険性も大幅に削減されるようになっています。

また、測量の分野ではカメラや各種のセンサーを搭載したドローンで上空から測量を行うことが可能になりました。広範囲にわたって地形を三次元で測量でき、今ではこれまでよりもはるかに低コストかつ少人数で作業を完了させられるようになっています。

スポーツ分野での活用事例

スポーツ分野でも、ドローンが広く活用されるようになっています。たとえば、サッカーやラグビーなどがその例として挙げられます。日本のラグビーのトップリーグのチームでも、練習にドローンを活用することで全体の動きや個別の動きを撮影・記録し、戦略の分析や立案などに役立てられています。また、同じく国内のサッカーチームでも同様に、ドローンを練習や試合に活用されることが多くなっています。

ゴルフ業界での活用事例

スポーツのひとつであるゴルフもまた、ドローンが活用されている分野です。従来は固定もしくは人が持つカメラでボールとプレイヤーを追うことが主でしたが、ドローンの登場によって大きな変化が生じています。

最も大きな特徴は、広いコースの全体像を美しく、壮大に魅せることができるようになったという点です。単なるスポーツシーンの動画というだけでなく、自然の魅力を豊かに伝えられることから映像美を追求できるツールとなっています。

観光業界での活用事例

「映像美を追求する」という意味では、観光業界もまたドローンを活用することによって従来とは大きく異なる価値を実現できた業界といえます。これまで人の手では撮影が難しかった上空からのアングルや視点を移動しながらの映像は、地域の新しい魅力を伝える上で大きな役割を果たしています。

メディア業界での活用事例

メディア業界では、これまではほとんどの映像が担当者が現場に向かって撮影するというものでした。しかし、ドローンの登場によって今では人が現場に向かうことなく映像を撮影することができるようになっています。

たとえば大災害や大事故の発生現場または危険な地域・地形など、これまでは撮影者が近づくことが難しかった場面でも、ドローンであれば簡単に撮影が可能です。従来は撮影に人手と移動手段(ヘリやボート)が必要不可欠でしたが、ドローンの登場によってそのふたつが一台で代用できるという大きな変化が生じています。

映像分野での活用事例

映像分野は全般にわたって、ドローンによって大きな恩恵を受けている最たる分野といえます。上述したスポーツや報道、観光などの分野をはじめとした、各種の映像の撮影全てがドローンの登場によって劇的に進化しています。今ではドローンは映画の撮影現場に大きく貢献できる機材であり、もはや映像分野に不可欠な撮影手段となったのは間違いありません。

海外でのドローンの応用事例

諸外国では、日本よりもはるかに早くドローンがさまざま業界・分野に取り入れられています。その用途は、農業や商業、そして防犯や安全保障に至るまで多岐にわたっています。

海外でのドローン応用事例① 農作物の収穫

日本では主に農薬の散布に用いられるドローンですが、海外では農作物の収穫にも活用されています。たとえばイスラエルでは、リンゴの収穫にドローンが活用されています。AIが搭載されたドローンが、人の手を借りずに機体に備え付けられたアームでリンゴをひとつずつ収穫します。これまで人が入りづらかった狭い隙間でも簡単に収穫が可能で、作業効率が著しく向上しました。

海外でのドローン応用事例② 広告

広告分野でも、日本と比較してはるかに効果的にドローンが活用されているといえます。たとえばブラジルでは、ブランド服を着せたドローンを飛行させることで広告塔の役割を担わせています。また、他の国ではドローンに飲食店のポスターやリーフレットを取り付けて高層ビルの周辺を飛行させることで、ビルで勤務する人たちに広告を発信することにも応用されています。

海外でのドローン応用事例③ 防犯

日本ではそれほど馴染みがない活用事例のひとつとして、警備分野での活用が挙げられます。確かに日本国内でも警備や防犯に活用されている事例はありますが、海外では日本よりも治安が悪い国や地域が多いことから、応用の幅も広がっています。また、ドローンが見回りを行うことで予防につながるというだけでなく、映像による証拠を残すことで事件の解決への手がかりとしても期待されています。

また、アメリカではカリフォルニア州の市警察でドローンの運用が始まっています。事件発生時には第一臨場者としてドローンを現場に向かわせ、映像によって現場の状況を把握することに応用されています。ドローンから送られてくる情報を基に後から現場に訪れる警察が必要な準備を行えるため、より正確で効果的な対応が可能です。

海外でのドローン応用事例④ 軍事

日本では防犯以上に馴染みがないといえるのが、ドローンの軍事活用です。ドローンは、軍事や防衛・安全保障に関する分野で状況認識能力の補完や向上に大きく寄与しています。日本国内ではあまり話に挙がることはありませんが、軍事分野での活用は国や社会の安全保障に直結する分野であることから、多くの国が応用しています。

未来に期待されるドローンの活用方法

既に非常に多くの業界・分野で活用されているドローンですが、その活用の幅は今後もますます広がることは間違いありません。以下では、今後の未来で期待されているドローンの活用方法についていくつかの例を挙げてみていきます。

農業分野でのさらなる進化

たとえば農業分野では、現在では主に農薬散布や収穫用に活用されていますが、今後はドローンによる農作物の観察によって作物の生育状況を判断したり、病気がどのようにして発生したかといった部分も把握できるようになると考えられています。こうしたデータを蓄積していくことで、より効率的な農業が可能となることが期待されています。

遠隔診療と処方薬の配達

法律による規制が何かと多い医療分野ですが、ドローンの発展によってこの分野でも活用が期待されています。昨今のコロナ禍で遠隔診療が注目を集める中、大きな変化をもたらす可能性があるのがドローンです。現在のIT技術でも遠隔診療は可能ですが、処方薬に関しては法律の規定により「対面手渡し」のルールがあります。そのため、遠隔診療が終わった後に薬局まで行く必要があります。この点、ドローンの進化とともに規制緩和がなされれば、遠隔診療だけでなく、処方薬の配達も可能になります。

ドローンタクシーの実現

さらなる未来に期待されているのは、現在のような小さな物を運ぶだけでなく、ドローンを使って人を運ぶという「ドローンタクシー」の登場です。日本国内では法律の関係で普及に時間がかかることが見込まれていますが、既に海外では実用化に近づきつつあるといわれています!

まとめ

日々大きな進化を遂げるドローン。かつては「撮影ができるラジコン」といった程度の認識も多く持たれていましたが、ここ数年での進歩は目まぐるしいものです。そして、今後もますますの発展と、活用分野の拡大が予想されています!

「これから新しくドローンを始めたい!」「ドローンの操縦技術を今以上に高めたい!」という人には、ドローンスクールがおすすめです。自分一人では習得が難しい知識や技術も、スクールに通うことで効率的に身に付けていくことができます。

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